「話は続く」
「どう続くんだよ」
「実は、ホットパンツ系プチ流行という現象に気付いた」
「というと?」
「実は以下の3人が該当しちゃうのだ」
- ゴーバスターズのイエロー
- ビーダマンのバニーのお姉さん
- ダンボール戦機Wのヒロイン
「たった3人?」
「いやこれはけっこう高ヒット率だ」
「でも、ヤマト関係無いよ」
「そうでもない。こういう非スカート系の色気は、さらばの森雪の私服(ジャンプスーツ)に近いのだ」
「えー」
「だがもっと思考を深めていくと、もっと深い問題に突き当たった」
「それは何?」
「パンチラを前提としたミニスカート、水着、レオタードといった定番が訴求力を失いつつあり、それに代わる色気が求められているのだ」
「でもさ。それを行ったらダーティーペアだって、ホットパンツ系セクシーじゃないか」
「そうそう。そうなのだ。でも、今は圧倒的に『男に従順で便利な女』系の無防備なミニスカートが多い」
「なるほど。それが萌えだね」
「主流派のな」
「じゃあ、今の動きは何?」
「だからさ。作り手も受けてもそれに飽きてきた。量産しすぎたからだ」
「飽きが来たのか」
「そうだ。両さんは量産しすぎても飽きが来ないように新しいネタをどんどん入れるが、萌えはそれをやりようがない。方法論を自分で創作していないので、作り直すことができない」
「だからこち亀は長期連載……って、それは関係ねえ」
「だから、少なくとも自力で創意工夫ができる層からすれば、そこから逸脱しようとする動きは当然のように出てくる。しかし、色気を殺したいわけでは無い。より足を出せるホットパンツ系に向かうのもある意味で必然」
「そうか。パンチラを前提としたミニスカではない色気の出し方が模索されて、ホットパンツは1つの解ってことなんだね」
「そこから逆算して考えると、『パンチラを前提としたミニスカではない色気の出し方の模索』を実はヤマトもかなりやっていることになる」
「たとえば?」
「スカートめくりがあることを前提に、いくつかの模索がある」
- 森雪の艦内服は身体の線が見えてセクシーだが、パンチラ不可能
- ネグリジェ姿の時、パンツは既に透けて見えている。パンチラ不可能
「つまりどういうことなのだ?」
「だからさ。2012年の今、トレンドは脱『幼稚なワンパターン・ミニスカ』脱『幼稚なワンパターン・パンチラ』なんだよ。その流れに2199の森雪もしっかり乗っているということだ」
「萌えのトレンドも変化しつつあるわけだね」
「そうだ。どれほどパンチラが好きでもパンチラだけならいつか飽きが来る」
オマケ §
「ホットパンツに限定されずズボン系ヒロインということなら、ロック・リーの冒険のヒロイン『テンテン』もそうだし、しろくまカフェのウェイトレスもそう。無駄なミニスカで人気が得られる時代は既に終わっているのかも知れない」
「そんなに?」
「ちなみにロック・リーの冒険のEDもリズムが凄くいいぞ」
「そればっかし」
オマ風 §
「寿司をもっと軍艦らしく! 芸大生が作った勇ましすぎる「軍艦巻き」が話題にというページのコメントを見て思った」
「どんなコメント?」
選んだ「艦」がまた渋い!「大和」や「赤城」「加賀」に走らないところがなんとも…雪風なんて普通出てこないよ(笑
「なんて思ったの?」
「ヤマトファンなら、赤城加賀は出なくても普通雪風は出る!」
「兄さんの雪風だね」
「いやまてよ。赤城大六なら、赤城もありか」
「艦じゃねえし、普通は赤城大六なんて覚えてねえ!」
オマケレンジャー §
「そういえばゴレンジャーのモモレンジャーもホットパンツ系だった」
「そこまで戻るのか!」